さいたまスーパーアリーナで開催された「彩の国ビジネスアリーナ2024」のリアル展示が、2024年1月24日(水)〜2024年1月25日(木)に開催されていたので訪問してきた。
開催場所がアリーナなのがめっちゃいい。アリーナだけに出展場所の周りが全部観客席で、椅子が沢山あり休む場所を見つけるのに苦労しない。ビッグサイトとかだと休憩できる場所を見つけるのが一苦労w

出展企業は631件、二日間の来場者数は13,749人と数多くの出展と来場があり、面白そうな企業や団体が結構沢山あった。でも、展示会って立ち寄ってちゃんと話を聞けるブースはせいぜい10とか15くらい。加工技術とかでも面白そうなブースはいくつもあったが、似たような展示が固まっているため話を聞くブースを選ぶタイミングが難しい。
毎回思うけど出展者は周りが同じような展示で溢れることを想定して展示を行わないと、人目を引くのは難しいんじゃないのかな。パネルの文字とか小さすぎで読めないよw あと、ブースの前を人が歩くタイミング(わずか数秒程度)で目の焦点が特定の展示物に定まらない。展示物を多くすればいいって考えてる企業が結構いるのが不思議でしょうがない。
今回は個人的に面白そうな取り組みをしているいくつか簡単に紹介したい。
株式会社栗原精機
皆さんご存知の通称「おやっさん」がいる会社。息子さんと一緒に仲良くブースに立たれていた。ビッグサイトとかのイベントだと人が多く、ゆっくり話せてないから、お二人と話せたのは嬉しい。
ジョイント部をカメラの三脚と同じ仕様で共通化することで、上物を様々なものに切り替え可能なように意識されたランタン。おもしろーい。パーツごとにバラバラに出来て組み立てるような感じなので上部のランタンを2つにしたり1つにしたりとアレンジが可能。上部の三脚部分だけ買って上物だけ自分たちで作っている人もいるみたい。俺だったら灰皿とか蚊取り線香置きとかにするかな〜。考えているだけでワクワクする。
製造業のマッシュアッププロダクト。


公立大学法人 埼玉県立大学
人体模型を紙の模型で作って展示していた。樹脂などで作った模型は見たことはあるが、紙の模型という発想はなかった。樹脂の模型は高いけど、紙なら生徒一人一人に割り当てられ、自分で作ることによって人体の構造を覚えやすくなるらしい。

光陽オリエントジャパン プロダクト事業部
https://www.koyo-orient.co.jp/
本業はカメラのレンズ周りの部品を作っているらしい。その影響かとことん黒にこだわった材料や塗料など黒しかやってない会社。黒にこだわりすぎて、像の写真を撮ったら黒く穴が空いているように見えるw でも肉眼だと右の白い像のような凹凸が見え立体なのがわかる。ここまで黒にする意味あるのか?w

株式会社ジャパンモスファクトリー
社長さんが説明してくれたんだけど博士なのにめっちゃ親切w 会社は理化学研究所の理研ベンチャーに認定されている! そしてやっているのは苔を使ったビジネス。苔オタクw
「苔で地球環境を守る」むしろ清々しい。
展示していたのは苔植物の原糸体を利用した紙にメッキ時に残った金を吸着させるらしい。コストも吸着率も従来の方法(イオンなんたら)よりメリットがあり、尚且つ有害な物質を使わないらしい。

国立大学法人 埼玉大学
なんか行政と大学が組んで3D CAD&3Dプリンター研修を行っているということで気になって話を聞いてみた。結構先進的な取り組み。行政ってこんなにやる気あったっけ? 説明してくれたのが埼玉大学の産学官連携コーディネーターの方なんだが、存在を初めて知った。この方がぶっちゃけすぎてて話がとても面白いw 今度お話を聞きに訪問しよ。
ということで個人的に興味がある企業は多々あったが、特に目を引いた取り組みをしているところを簡単にご紹介させていただきました。

合同会社ワクワク人
衛藤 誓(Chikai Eto)
https://wakuwaku-jin.jp/
Xアカウント:@wakuwaku_jin_jp
日本にはまだまだ表に出ていない素晴らしい企業、人、技術、活動が沢山眠っているんだなと日々感じています。